学習曲線について
モチベーションを維持するためには
モチベーションを維持するための考え方の一つとして
人間はどのように成長していくのか?
また、どのくらいの時間が必要か?
さらには未知なことを始めてからどのくらいの時間をこなせば成長を実感できるか?
などを知っておく必要があります。
「自分には才能がないんじゃないか?」
「どうせ無理だからやめよう・・」
など考えてしまい、三日坊主になった経験は誰でもあると思います。
なので、科学的にどのような成長の仕方をするかを
知っておけば気が楽になるし、勉強のスケジュール管理なども
立てやすくなると思います。
勿論、科学である以上、平均的な人に関するものなので
個人差が出てくると思います。
(縦軸が成長度合・横軸が時間と考えてください。)
大体、このような形になるようです。
具体的な記述をすれば
1、まず、やり始めてから少しの間まではそれなりに上達・成長します。
2、しかし、そこからはスランプがきます。テストでいえばいくら勉強しても八割は超えられないなど。
3、最後に大量にこなした結果、飛躍的に成長します。
これに関しては誰しも実感したことがあると思います。
勉強が苦手な方でも、スポーツではどうでしょうか?
何故かはわからないけど急にできるようになった感覚です。
このようなことを一言ずつで表すと
適応→停滞→最適化
と言えると思います。
例えば、資格試験の勉強を例にしてみると
当然ですがいきなり本試験の過去問を解こうとしても解けません。
しかし、一通りテキストに目を通したらどうでしょうか?
難関試験はともかく中程度の試験なら
3,4割はなんとか正解できるのではないでしょうか?
しかし、ここからが問題になってきます。
問題集を一通り解いた、そしてテキストで覚えるべきことは
憶えた、なのに5、6割しか正解できないという事態に陥ってしまいます。
これは、学習曲線の効果だけではなく、応用問題レベルが
解けていないこと、つまり外的な要因も存在します。
もちろん、同時に学習曲線的な要因、つまり基礎的な部分は理解・記憶しても
その知識を使い慣れていないということです。
そして、この知識を使いこなすとはどういうことでしょうか?
これは
様々なパターンを経験する(いろんな問題をたくさん繰り返し解く。)ことで使いこなすことができるようになるのです。
この過程が一番時間がかかるんですね。
そして、その過程をあきらめずに通過していくと
潜在意識レベルに知識が入っていき
問題に対して、直観的に知識が勝手に浮き上がってきます。
言い換えれば
瞬時にパターン認識を行い、脳から必要な情報を検索し
検知するプロセスを無意識に行えるレベルになっていきます。
これを最適化とここでは呼んでいます。
資格試験の試験日までにこの最適化という状態まで
持っていく必要があり、達成すれば合格の可能性が高くなります。
この考え方をやる気がなくなってきたら思い起こしてほしいと思います。
適応→停滞→最適化
このフレーズを紙に書いておき、近くに置いておきましょう。
モチベーションが下がったときはフレーズを思い出し
「今、俺(私)は停滞のプロセスにいる。
しかし、勉強を続けることで必ず最適化の状態になり過去問もスラスラ解けるようになる。
だから、もう少し勉強を続けてみよう」
というように思ったり、声に出してみてください。
そうすれば少し気が楽になるんじゃないでしょうか?
合格している人はみんな最適化の状態になるまで
他の人より一歩踏み込んで勉強したんだ、と考えてください。
今回は勉強時間という一つの指標に焦点当てましたが
記憶術や速読、マインドマップのツールを使うという工夫が
グラフの横軸の時間を短縮できるということも重要です。
時間を掛ければ掛けるほど良いという意味ではなく
勉強を続けることが大事ということを肝に銘じてください。
そこは勘違いしないように注意しましょう。
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