誰にでもできる記憶法

記憶力がないという欠点を長所に変える方法。

 

脳の性質を使った記憶法

 

今すぐ使える。

 

感情を動かされ、印象に残る。

 

結果的にエピソード記憶にすることができる。

 

記憶術のように準備がいらない。

 

実は誰でもやっているが、なんとなくやってしまっている。

 

などです。

 

簡単な方法ですが、意識的に勉強の中に
取り込んでいけば、かなりの力を発揮します。

 

まず、簡単に記憶について
すでに知っていることばかりかもしれませんが
復習をかねて、説明していきたいと思います。

 

記憶の分類には

 

短期記憶(STM)長期記憶(LTM)の二つに分類されます。

 

短期記憶は7±2で有名なマジカルナンバーと言われる
一度に記憶できる限界量を指します。

 

これは基本的に数秒で新しい事柄や意味のない羅列を
憶えられる量を想定していると考えられます。

 

次に長期記憶は
短期記憶を繰り返し行う、またはかなり強烈な印象のある事など
基本的に何年先でも記憶が保持されることを言います。

 

また長期記憶には

 

エピソード記憶

 

意味記憶

 

手続き記憶

 

他にもありますが、ここでは大まかに三つの種類と
しておきます。

 

エピソード記憶は、自分の経験だったり、出来事だったりなど
簡単に言えばストーリー仕立ての記憶です。

 

意味記憶は言葉や実体のない概念など
小中学であなたもよく何度も書いたり、音読したりして
漢字や社会・理科の用語を憶えたと思います。

 

このように脳が成長段階であるため
まだ論理的思考に最適化した状態でないため
直観的に記憶する小中学生に
適した覚え方でもあります。

 

最後に手続き記憶ですが
これは身体性と強く連動した記憶です。

 

自転車の運転やその他スポーツの動きなどの
体の複雑な動きを記憶をすることです。

 

勿論、普通にパソコンでブラインドタッチすることや
車の運転にも当てはまります。

 

長くなりましたが
この中で一番長期記憶に残る記憶は
どれだと思いますか?

 

それは

 

・エピソード記憶

 

です。

 

歳を取るにつれて体が衰えたり
疲れをとりやすくなり
集中力が減退していきます。

 

また、脳も小中学生のように記憶を
中心とした勉強(訓練)する
時間が少なくなっていくので
子供に比べて大人が記憶力がないと
言われるのは当たり前ですよね。

 

脳の機能が衰えるかどうかは別にしても。

 

しかしながら、エピソード記憶は別で
実際自分の経験したことや感動した映画のストーリーは
歳をとってもそれほど、忘れないと思います。

 

勿論、細部まで思い出すのは
難しいかもしれません。

 

しかし、大枠は口で説明できるくらいはあるでしょう。

 

それに対して、何か一つの概念については
どうでしょうか?

 

何かの授業を思い浮かべてください。

 

そして、講師が話したことを
大まかに順番に説明することは
できるでしょうか?

 

意外と難しいと思います。

 

やはり、エピソード(ストーリー)というのは

 

興味深く・印象があり・異なる出来事を繋げやすくというように記憶に残りやすいという性質があります。

 

前置きが長くなりましたが
これでエピソード記憶は重要だということは
理解できたと思います。

 

では、本題に入っていきますが

 

記憶力がないという欠点を長所に変える方法とは

 

・間違えること

 

にあります。

 

要するに普段行っている確認テストを
するということです。

 

どうでしょうか?

 

実際、簡単かつ単純なことでがっかりしたかもしれません。

 

しかし、『間違えること』について考えたことはあるでしょうか?

 

何らかの試験の過去問を解いて
採点して解説を読んで、というように
意外とスルーしているのではないでしょうか?

 

几帳面の人はノートに間違ったところを
書いて、まとめているかもしれません。

 

しかし、これだけでは不十分です。

 

では、なにをすればいいかというと
順を追って説明したいと思います。

 

1、いつものように問題を解いたり、穴埋めテストをする。

 

2、問題を解くときに思考過程など思いついたことをメモする。

 

3、採点する。

 

4、メモしたことを見ながら、自分が問題を解いている時に
考えたこと・思ったことを思い出しながら解説を読む。

 

5、そこでの問題を解いていた時の自分の思考・感情と
間違えて解説を読んでいる感情と思考、解答するのに
必要な知識をエピソード化してノートにメモする。

 

 

以上が具体的ステップです。

 

注意点は

 

間違えたという失敗を直視しなければいけないので
初めの方は苦しいと思います。

 

しかし、むしろそこから生まれる不安や恐怖心という
感情を利用して記憶を役立てるという心構えを持ってください。

 

ぜひ、この方法を使ってほしいと思います。

 

メモについては出来るだけ具体的に書いてください。

 

大切なのは量をこなすよりも
試験に合格する知識を身に付けることです。

 

量をこなすことも大事ですが
それは復習するときに有効に働きます。

 

つまり、少し抜けていた知識を補充したり
曖昧なところを正確に覚えるためには量をこなす必要があります。

 

しかし、まだ一通りテキストも問題集も解いてなくて
知らない知識ばかりという状況では
多少時間をかけてこの方法を取り入れれば
結果的に復習する時間も減っていくと思います。

 

では、この方法は慣れるまでは失敗を直視するという
精神的に大変かもしれませんが
本番で自信がない状態で試験に臨むよりは
大したことはないと思うのでぜひ、試してみてください。

 

 

⇒右脳を開発して天才脳になる記憶術について

 

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