記憶をネットワーク化し、学習速度を高める方法
ここで紹介する方法は
いつでもどこでもすぐにできる方法で
一度マスターすれば一生もののスキルになり
マインドマップのように体系的に全体像が把握できて
五感を上手に使える
上級者向けの記憶法です。
ステップ1、準備をする。
まず、上記の画像のような模型を作成します。
そのために
上記のような球状の発砲スチロールと刺してくっ付けられる
棒状のものを準備します。
爪楊枝でも構いません。
これを使って、3Dのマインドマップを作っていきます。
ステップ2、作成する時の注意点
発泡スチロールに直接ペンで書くのは難しいので
シールを用意して、マインドマップのように概念をくっ付けていきます。
その時に重要なのは、作っている時の感覚を憶えておくことです。
つまり、触覚に意識するということです。
また、発泡スチロールに棒状のものを突き刺す際の
音にも注意を払って憶えておきましょう。
完成したら、次のステップに移ります。
ステップ3、リラックスして瞑想する。
作成が終わった後は、椅子にゆったりと腰かけて
目を閉じて瞑想します。
そして、リラックスが深まったと感じた後は
作成した記憶を思い出しながら
イメージの中でイメージを見て、触って、聴きながら作ってみてください。
この時は神経質にならないように注意してください。
このプロセスを何度も繰り返します。
ステップ4、この作業を一か月ほど続けてみる。
退屈に感じるかもしれませんが、この作業一か月間続けてみてください。
そうすれば、イメージの中だけで3Dマインドマップが
作れるようになります。
もちろん、通常のマインドマップを書いてから
その後、イメージしながら作っていけば
より記憶に残りやすくなります。
五感の中の触覚と聴覚、視覚の3つを同時に使って
記憶することができるからです。
ステップ5、情報を受け取ったときは常にこの形を意識する
最後に、読書したり勉強をしたときに憶えたいことを
3Dのマインドマップをイメージの中で作りながら
憶えてみてください。
この時は、読書や勉強しながらの同時進行で行ってください。
この記憶法をやるべき理由
まず、記憶術と言えばイメージや具体的なものや場所を利用することが多いです。
しかし、その場合にわりと複雑なイメージが使われることが
多いので、五感を使いにくいというデメリットがあります。
それに対して、この方法は球状の発泡スチロールというシンプルなものを使用しています。
なので、混乱せずにスムーズに使えるんですね。
また、マインドマップのようにきちんと構造化されているので
記憶だけではなく、理解力も高まります。
構造化するにはきちんと概念と概念の関係性を把握する必要があるからです。
言い換えれば、概念同士に関係があるかどうか、またはどちらが上位概念か下位概念かということを
考えながら、作成する必要があるからです。
この構造化をしっかりとマスターすれば、知識を整理することが上手になるので
その分記憶もしやすくなります。
記憶術を日本に広めた渡辺氏は
『記憶術は整理術である。』とおっしゃっていました。
なので、記憶力を高めるには構造化することは有効です。
正確に言えば、思い出しやすくするためにはきちんと構造化して
整理することが必要ということです。
もちろん、何度も繰り返して書いたり、読んだりしても
無意識レベルで整理してくれますが
やはり意識的にやったほうが効率がいいです。
結構しんどいとは思いますが、ぜひやってみてください。
継続は力なりです。
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