脳を活性化し、資格試験・ビジネスに活かす。

脳を活性化させる12の原則

 

運動で脳の力がアップ!!

 

 

元々人間の脳は歩く・走ることで進化し、
高度な情報処理を行うことが出来るようになりました。

 

また、五感を使うのが効率的な勉強法と言われるように
身体感覚が学習において、重要です。

 

脳生理学の観点からも、運動によって
脳に血液が多く循環し、エネルギー源のグルコースと
酸素量が増加します。

 

さらにニューロンの接続を維持するたんぱく質も
刺激され、より強固なネットワークを構築できます。

 

また、研究によると有酸素運動を週に2回するだけでも
アルツハイマー病にかかるリスクが60%下がるといわれ、
脳の若さを維持する効果があります。

 

 

人間の脳の進化について

 

 

人間の脳は3つあります。

 

爬虫類脳・哺乳類脳・人間脳の異なる三つの脳が
重なってできています。

 

便宜的に簡単に示すと

 

爬虫類脳→短期的な欲求・三大欲求など

 

哺乳類脳→協調性など

 

人間脳→理性

 

もちろん、肉体における機能面もあるのですがここでは割愛します。

 

基本的に私たちは爬虫類脳に振り回されています。

 

睡眠欲・食欲・性欲などには対抗できません。

 

しかし、爬虫類脳の命令通りに動いてしまうと
何かを達成することはできないですよね。

 

なので、すべてを出来るだけ合わせていく必要があります。

 

例えば、

 

爬虫類脳→「おなかがすいたので早く何かをカロリーたっぷりのものを食べろ。」

 

哺乳類脳→「人に誘われてるので、食べに行った方がいいよ。」

 

人間脳→「アルコールや油ものは体に悪く、長期的に考えて悪いことだ。」

 

など普通はバラバラな意見になります。

 

なので、人間脳が調整役としてコントロールしていく必要があるのです。

 

人間脳→「週に一回は油ものでもお酒でも好きなだけ飲むことにしよう。
また、人に誘われて何度も行くより、時々行った方が濃密な時間を過ごせるんじゃないか?」

 

などのように説得することが重要なんですね。

 

 

ニューロンのネットワークのパターンは無限大

 

行動や学習によって日々、人の脳は物理的に変化していきます。

 

些細な変化ですがニューロンの配線が変わっていくのです。

 

また、人それぞれ脳の領域によって違う速さで発達します。

 

なので、同じニューロンのネットワークは存在しないと
言っても過言ではありません。

 

また、同じ知識を学んでも、脳によって同じ形で
保存されるわけではありません。

 

このことより、知能にはきわめて多くの形があるので、
一概にどの脳が優れているとは言えません。

 

ぜひ、このことを意識して自信を持ってください。

 

 

人は退屈に感じることは集中できない

 

 

基本的に脳はマルチタスクは苦手です。

 

もちろん、関連のあるもの同士は別です。

 

脳波パターンを認識する機能に優れており、
全く関係ない事柄がバラバラになっているようなカオスの状態は
苦手です。

 

次に人は感情を揺さぶられると、学習しやすくなります。

 

恐怖・好奇心・感動など印象が強いと
記憶に残りやすいですし、積極的に行動しますから
当たり前の話ですね。

 

記憶の基本は繰り返し

 

脳の記憶システムの一つに
コード化→貯蔵→検索→忘却
という4つの段階をたどります。

 

ここから、得られる教訓は「忘れるのは当たり前」ということです。

 

忘れたからと言って、イライラしたり自信をなくしてはいけません。

 

最初に情報を脳に入力したときの環境だったり、印象だったりを
再現すれば、長期記憶へ移行しやすいと言われています。

 

つまり、第一印象が大事ですよということです。

 

好奇心のある人は一つ一つの情報に
興味・関心を持って接するので、強い印象を感じることができます。

 

 

憶えてもさらに繰り返し憶える

 

長期記憶は海馬と大脳皮質の交信を通じて作られるようです。

 

そして最後には大脳皮質に定着することで長期記憶となるとされています。

 

記憶というのがなぜ、あやふやなのかというと
脳は新しい知識と過去の記憶をごっちゃにして
一緒に貯蔵してしまうからなのです。

 

エビングハウスの忘却曲線からもわかるように
適度に時間を置きながら繰り返すのが効果的です。

 

ごっちゃになった知識がさらにごっちゃになるのは
避けたいところですから。

 

 

8時間程度寝ればパフォーマンスは最高に

 

 

脳は常に眠りの細胞・化学物質と目覚めておこうとする細胞・化学物質が
せめぎ合っています。

 

脳は寝ている状態でもニューロンは活発に働いています。

 

夢などの高度なイメージを見るには
活発な活動は必要ですよね。

 

睡眠不足の時は、注意力・作業記憶・感情・論理的思考力等の
あらゆる機能が低下します。

 

なので、睡眠は7〜8時間はとるのがベストでしょう。

 

最低、6時間は必要です。

 

 

やはり、ストレスは学習を阻害する。

 

アドレナリンやコルチゾールの放出、例えば人がまだ
狩猟のみで生きていた時代は危険回避のために
必要な瞬発力を引き出すために不可欠でした。

 

しかし、慢性的なストレスはアドレナリンによる
血管・心臓の負荷やコルチゾールによる海馬の細胞破壊が
起こり、学習・記憶能力が低下します。

 

無気力感を感じた時は要注意です。

 

慢性的なストレスに苛まれている可能性が大です。

 

 

感覚を統合する

 

私たちは目・耳などから分散した情報を受け取り
脳で統合し、知覚します。

 

感覚をより研ぎ澄まし、視覚と聴覚などが連動して
互いに影響を与えていることを意識しましょう。

 

におい、つまり嗅覚は記憶に強い影響を及ぼします。

 

なぜなら、においの信号は直接、強い感情に関わる扁桃体に
刺激をもたらすからです。

 

出来る限り、五感を連動させる学習法を工夫しましょう。

 

 

視覚が大半の脳の資源を使っている

 

五感の中で、視覚がやはり情報量が一番多く受け取ります。

 

脳の中で、情報を再構成して動画のように認識するなど
かなりスピーディに複雑な過程を一瞬で処理しているわけです。

 

また、色も脳の別の領域で処理され、最終的に統合しているんですね。

 

かなりの処理量とスピードを持っていますね。

 

なので、図やイラストなどやマインドマップが有効なのが
よくわかりますね。

 

 

男女の脳は異なります。

 

男性は女性に比べ、セロトニンの生成が早いです。

 

また、ストレスに対する反応として
女性は左半球の扁桃体が活性化し、感情にまつわる詳細を覚えます。

 

それに対して男性は右側の扁桃体が活性化し、要点を覚えます。

 

このように男女には異なる部分があるので
まだわかりませんが、それぞれ異なる学習法が最適かもしれません。

 

その他の事柄

 

赤ん坊を見ているとわかるように
必死にモノなどを理解しようと
試行錯誤していることがわかります。

 

この能動的に、わからないことを主体的に
飽きずに試行錯誤することを
私たちも学びたいものです。

 

「ミラーニューロン」を利用することで
優れた人の近くにいれば
思考・行動・感情などに影響を受け
より良い方向に自動的に進化できる可能性が高いです。

 

残念ながら、逆も然りです・・・。

 

大人の脳も赤ん坊のような柔軟な部分があり、
生涯、ニューロンを作り、学び続けることができるそうです。

 

歳を言い訳には使わないようにしましょう。

 

 

以上、簡単でしたが12の原則を紹介しました。

 

ぜひ、何かの参考にしてくれればと思います。

 

 

⇒ノートをきっちりと作るのは効率的なのか?

 

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