写真記憶・直観像記憶の訓練法

写真記憶・直観像記憶を身に付けるには?

 

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写真記憶・直観像記憶とは?

 

映像記憶とも言われる記憶で、幼少期は意外と使っているという説明も目にします。

 

見たものを映像や写真のように、そのまま記憶するというものです。

 

資格試験など、暗記が必要な人には夢のような能力ですが、
大人においてはかなりの訓練が必要になります。

 

憶えてはいないのですが、仮に幼少期に写真記憶や直観像記憶を
使っていたならば、歳を取るにつれて、言語を憶えていくことで失われたのではないかと考えられます。

 

世界を分節化している。

 

という人の認知の考え方があります。

 

つまり、言葉によってそれぞれのモノを分けてみることで
認識・理解しているということです。

 

例を挙げると、部屋を見渡してみてください。

 

本棚、机、時計、ベット、テレビ、クローゼット・・・などが視界に入ってくると思います。

 

しかしながら、仮にそれらの言葉を知らなくて、『部屋』という概念のみを知っていたとしたら、
それらの家具も同時に部屋と認識してしまうということになるのです。

 

言葉によって、それぞれのモノの境界を区切って、認識・理解するということですね。

 

区切りがなければ、一つの部屋として認識することになるので
『直観的』な認識と言えると思います。

 

それに対して、言葉で区切っていくと、どんどん細かく認識できるので
『分析的』な認識だと言えるでしょう。

 

言い換えれば、前者が右脳的で後者が左脳的とも言えると思います。

 

このように考えれば、なぜ幼児期に映像記憶・写真記憶・直観像記憶が
自然に行われているかが、説明できると思います。

 

逆に言えば、論理的な思考が求められる大人では難しいこともわかると思います。

 

 

どうしても習得したい人のための訓練法

 

私自身、写真記憶はできませんが、趣味で訓練はやっています。

 

個人差はあると思いますので、気楽に始めるようにしてください。

 

訓練1 視覚化訓練

 

色のついたカードを集中してみる方法です。

 

具体的な素材は、結構前に右脳教育で有名だった七田式のオレンジカード
パソコンのペイントなどの画像編集ソフトで作成してみるといいでしょう。

 

ちょっとオカルトチックな方法といえば、曼荼羅(マンダラ)などを使うのもいいかもしれません。

 

具体的なステップとしては

 

ステップ1 10分間瞑想して、体をリラックスさせる。

 

ステップ2 その後、素材を一分ほど集中して眺める

 

ステップ3 目を瞑り、まぶたの裏に移る色を出来るだけ維持する

 

始めのほうは、カードの色の補色がまぶたの裏に移ると思います。

 

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これは、色相環と言うのですが、反対側に位置するものが補色です。

 

この訓練を続けて行くと、次第にそのままの色をイメージできるようになります。

 

さらには、リラックスして目を閉じるだけでまぶたの裏に色をイメージできます。

 

とはいっても、まだまだ序の口です。

 

私の場合はここで止まっています。

 

次に形なども自在にできるようにしないといけません。

 

結構、退屈な作業ですが、やる気のある人はやってみてください。

 

 

訓練2 写生する

 

色々なものを写生してみましょう。

 

1〜2分間くらい観察して、その後見ないで写生しましょう。

 

注意点としては、あまり言葉を使わないことです。

 

そういう訳で、観察時間を短く設定しましょう。

 

これも日々の積み重ねなので、面倒な作業ではあります。

 

 

訓練3 瞑想する

 

瞑想を日々することで、リラックスできるレベルをどんどん高めていきましょう。

 

幼児の場合は脳波がアルファ波やシータ波の場合が多いことから、
やはり、意識的に素早くリラックス状態に持って行けるように準備が必要です。

 

言葉が出来るだけ、出てこないレベルのまどろみ状態を意識的に維持することが
できれば、ベストだと思います。

 

とはいっても、かなり難易度が高いですが・・・。

 

それくらいは必要だと考えられます。

 

いわゆる催眠状態を引き出せるように努力しましょう。

 

脳波を誘導してくれる音楽を聞きながら行うと効果的です。

 

・・・・・

 

このように結構、大変な作業なので、あくまで趣味でやるのがいいかと思います。

 

資格試験などに使おうと考えている人はやめたほうがいいかもしれません。

 

おそらく、一日に30分程度の訓練だとすると
2、3年でようやく視覚化をマスターできる程度だと思います。

 

曖昧なイメージが操れる程度ということです。

 

もちろん、才能のある人は別ですが・・・。

 

 

おススメの方法は、あくまで無意識レベルでは記憶を完全に貯蔵していると考えて、
それを意識的に引っ張り出す方法を学んだ方がいいと思います。

 

代表的なのはフォトリーディングが挙げられます。

 

写真記憶・直観像記憶のように、ある意味無意識で行っていることを
意識で行うということはせずに、無意識に上手に情報・知識を入れて、
それを意識的に上手に引っ張り出す方法を模索する方が即効性があると思います。

 

とはいっても、イマジネーションのスキルは、アファメーションと同様に目標達成には
重要なスキルなので、訓練することは無駄にならないと思います。

 

気が向いたら、やってみてください。

 

 

 

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